妊娠出産すると、人間が一人増えるわけなので色々費用がかさみます。
ただでさえ、病院の診察代もかかる上に
出産でも結構お金が吹っ飛んでいきます。💸
しかし、申請すると戻ってくるお金もありますのでしっかり制度を使っていきましょう。
- 過去5年以内に妊娠、出産した人
- 今妊娠中の人
- 今後妊娠する予定がある人
医療費控除ってそもそも何???
医療費控除は、1年間にかかった医療費が一定額を超えたとき、確定申告をすることで費用が戻ってくる仕組みです。
医療費控除を受けられる条件は
どんなものが医療費控除の対象?
- 妊婦定期健診費
- 入院費
- 分娩(ぶんべん)費
- 赤ちゃんの入院費
- 通院・入退院時の交通費
- 緊急時のタクシー代
- 産後1カ月健診
- 母乳外来等(治療目的)
- 不妊治療費
などが主に対象になります。なので、声を大にして言っておきますね。
領収書!!絶対捨てたらアカンよ!!!!!
妊娠してから病院にいきますね、そこで貰った領収書。
そこから出産まで全ての領収書取っておいてくださいね!計算する時に使います。
妊娠前の不妊治療費ももちろん対象です。
領収書領収書領収書。
医療費控除の対象外のものは?
- 妊娠検査薬代
- 車通院時のガソリン代
- 予防接種等(医師判断での実施は対象)
- 入院中の差額ベッド代
- 里帰り出産時の交通費
- 入院用パジャマや洗面道具などの費用
- 赤ちゃんのおむつ代、ミルク代
注意点としては、出産時に入院した際に大部屋であれば問題ないですが
個人的に個室にした場合のベット代は対象外です。
私は個人的に個室を希望したので、その分は申請していません。
医療費控除をするとどのくらい戻ってくる?
還付金は所得によっても変わってきます。
まずは、医療費控除対象額を計算してみましょう!

こちらでまずは計算をしてみて、合計がプラスであれば医療費控除を受けることができます。
なお、控除は200万円までしか受けられません。
保険会社から受け取ったお金や給付金は、医療保険の入院給付金や手術給付金、公的な健康保険の高額療養費制度、出産育児一時金などが含まれます。
産休・育休中、給料の代わりに会社から受け取る出産手当金は、医療費の代わりではないため含まれません。
ちなみに、妊娠出産以外で旦那さんが病院へ通院した場合などでも一緒に申請ができますので同じお財布で生計を立てている家族全員の医療費合計額で計算してみてくださいね。
これで医療費控除の対象額が計算できました。
次は所得税率を確認していきます
課税される所得金額 | 税率 |
---|---|
195万円以下 | 5% |
195万円を超え 330万円以下 | 10% |
330万円を超え 695万円以下 | 20% |
695万円を超え 900万円以下 | 23% |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% |
1,800万円を超え 4,000万円以下 | 40% |
4,000万円超 | 45% |
見ていただくと分かる通り、今一緒のお財布で暮らしている家族の中で一番収入が高い人が申請するといいでしょう。
最後に最終的にいくら還付金があるのかを計算してみます
計算式はこちらです。
(還付金額)=(医療費控除額)×(所得税率)
はい、それでは例を出して当てはめてみましょう。
医療費控除の対象額が12万円とします。
次に、所得税の計算です。所得が700万円だとすると税率は23%。
これを式に当てはめてみると、12万円×23%=27,600円
ということで、還付金の目安は27,600円になります。
参考にして、計算してみてくださいね!
医療費控除の申請の仕方
計算までできましたら、いよいよ申請です。
簡単に説明していきますね。
まずは、必要な書類を揃えます。
- 医療費控除の明細書(医療費通知に記載がある医療費だけを申請する場合は不要)
- 確定申告書
- 源泉徴収票
- 本人確認書類(身分証明書やマイナンバーカード)
おすすめはネットで作成から申請まで行うことです。(2019年から開始)
e-Taxといって国税庁が開発し運営する国税電子申告・納税システムがあります。
このシステムを使うと簡単に作成から申請まで出来ますので是非使用してみてください。
私もこちらでスマホから申請しましたが、意外と簡単にできました。
用紙に直接書き込んだ物を税務署に持ち込むこともできます。
申告書は国税庁のホームページからダウンロードできます。税務署にも置いてあります。
こちらと、必要書類を持って税務署に持っていきます。
もーなんかよくわからん!!!という場合は持ち込めば教えてくれますので必要な物を持って直接税務署に行きましょう。
書類も全部揃えてあって、不備もなさそうでしたら郵送でもOKです。
国税庁のホームページに郵送について記載がありますので、郵送する場合はこちらのページを確認してみてください。
まとめ
さらさらっとお話ししてきましたが、お世辞にも頭の良いとは言えない私でも申請ができたので
もし計算してみて還付金がある場合にはやってみてくださいね。